デザインの依頼をすると、どんな流れで進んでいくのか気になる。
こんな疑問に、デザイン歴7年のてれすた(@telesta_design)がお答えします!
デザインの依頼をすると、一体どんな流れで進んでいくのか気になりますよね。
そこでこの記事では「デザインを依頼してから、納品されるまでの流れ」を解説していきます。
デザインを依頼してから、納品されるまでの流れ
デザイン制作は、下記の流れで進んでいきます。
デザインを依頼してから、納品されるまでの流れ
- 依頼先を探す
- 問い合わせ・見積もり依頼★
- 見積もりをもらう
- 打ち合わせの日程決め
- 市場調査や事前準備
- 打ち合わせ当日★
- デザイン制作
- デザインチェック①★
- デザイン修正
- デザインチェック②★
- デザイン修正
- デザインチェック③★
- 納品準備(印刷など)
- 納品
工程が多いように見えますが、依頼者がやることは少ないので安心してください。
具体的に、依頼者がやるべきことは下記のとおり。
- 依頼先を探す
- 問い合わせをする(見積もりをもらう)
- 打ち合わせをして、制作してほしいものの詳細を伝える
- デザインをチェックする(修正してほしい箇所を伝える)
これだけです。
初めてでも簡単にできちゃうよ!
とはいえ、実際にどんな感じで進んでいくのか、もっと詳しく知りたいですよね。
次の章でもっと詳しく解説していきます。
※時間がない人は、ここまでの内容を理解しておけば大丈夫です。
もっと詳しく知りたいという人は、この先も読み進めると理解が深まります。
こちらの記事もあわせて読むのがお勧めです
デザインの流れをもっと深く理解しよう
冒頭で「デザインを依頼してから納品されるまでの流れ」を、ざっくりご紹介しました。
さらに理解を深めるために、具体的にどんな流れで進んでいくのかを詳しく解説していきます。
依頼先を探す
まずは、依頼先を探します。
依頼先は大きく分けて下記の4つです。
- 広告代理店、制作会社に依頼する
- クラウドソーシングサービスでデザイナーを探す
- 友人知人デザイナーに依頼する
上の項目ほど金額やクオリティは高く、下の項目ほど安くクオリティは低めの傾向にあります。
予算が少ないのであれば「ココナラ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングを利用する。
予算が多いのであれば「制作会社」を選ぶのがおすすめです。
質が低いと言われがちなクラウドソーシングですが、実はプロデザイナーが多く利用しています。
きちんと実績のある人に依頼すれば、制作会社並みのクオリティを安く手に入れることも可能です。
凄いデザイナーがたくさんいるから、ぜひ一度のぞいてみてね!
おすすめのクラウドシーシングについては、こちらでご紹介しています
安く依頼する方法については、下記の記事で詳しく解説しています
問い合わせ・見積もり依頼
依頼先を見つけたら、メールやチャットで連絡をとり、見積もりをもらいましょう。
見積もりを依頼するときには、「どんなデザインを作ってほしいのか」「希望納期」「予算」などを伝えます。
なるべく詳しく伝えることで、正確な見積もり金額を教えてもらうことができます。
具体的には下記を伝えましょう。
見積もり依頼で伝えるべき12の項目
- 目的、概要
- 希望納期
- 希望予算※相場
- 納品形態(データか印刷物か)
- 作りたいもの
- サイズ
- ページ数
- 参考イメージ
- ターゲット
- 二次利用の有無
- ラフ案の有無
- データの有無(ロゴ、イラスト、写真)
それぞれ何をどう伝えたらいいかわからない場合は、下記の記事を参考にしてください。
もっと詳しく解説しています。
メールテンプレートも作っておいたから、問い合わせに使ってみてね!
見積もりをもらう
お問合せをして見積もりをもらったら、下記の表を見て「金額が適正かどうか」を確認しましょう。
依頼内容 | 制作会社の料金相場 | おまけ:ココナラの料金相場 |
---|---|---|
ロゴデザイン | 80,000~ | 30,000~60,000円 |
チラシ・フライヤー | 50,000 | 15,000~30,000円 |
名刺・カード(片面) | 15,000~ | 6,000~13,000円 |
サムネイル(1枚) | 10,000~ | 1,000~5,000円 |
バナー(1枚) | 30,000~ | 1,500~8,000円 |
パンフレット・カタログ(計4ページ) | 70,000~ | 35,000~60,000円 |
パッケージ | 150,000~ | 20,000~40,000円 |
ポスター(片面) | 100,000~ | 25,000~50,000円 |
書籍・表紙デザイン | 100,000~ | 3,000~15,000円 |
イラスト作成 | 10,000~ | 10,000~15,000円 |
アイコン作成 | - | 5,000~10,000円 |
ホームページ制作 | 300,000~ | 100,000~200,000円 |
LP作成 | 300,000~ | 50,000~80,000円 |
バナー・ヘッダー作成 | 50,000~ | 5,000~15,000円 |
こちらの金額は、あくまでも相場です。
デザイン制作だけを依頼するのであれば、大体このぐらいの金額になります。
適正かどうかを判断して、金額が適正であれば次のステップに進みましょう。
相場についてもっと知りたい方は、下記の記事を参考にどうぞ
打ち合わせの日程決め
見積もり金額に問題がないと確認して、依頼したいと感じたのであれば、次は打ち合わせをしていきます。
いつがいいかを双方ですり合わせて、日程を決めましょう。
市場調査や事前準備
ここはデザイナーがやることなので、依頼者は特にすることはありません。
デザイナーは打ち合わせ当日までに、色々準備をします。
- 依頼者の会社や商品について理解を深める
- 問い合わせでもらった内容から、どんなデザインがいいか考える
- 市場調査をする
- 競合の商品やデザインを調べる など
打ち合わせを円滑に進めるために、事前に準備してくれます。
打ち合わせ当日
打ち合わせをしていきます。
打ち合わせでは、「どんなデザインを作りたいのか」「ターゲットは誰か」「目的は何か」など、最初にお問合せで送った内容をもっと詳しく聞かれます。
より詳しく聞いてもらいながら、どんなデザインを作るかをデザイナーとすり合わせていきます。
あなたの想いや作ってほしいデザインイメージを、詳しく伝えていきましょう。
打ち合わせ方法は、下記のいずれかです。
打ち合わせ方法
- 対面
- オンライン会議
- チャット
最近だと、オンライン会議も主流になっています。
もし希望の打ち合わせ方法があるのであれば、希望を伝えてみましょう。
柔軟に対応してもらえるはずです。
デザイン制作
打ち合わせが終わったら、デザイナーがデザインを作ってくれます。
この期間に依頼者がやることは特にありません。
もし素材の提出などを依頼されているのであれば、なるべく早く提出しましょう。
たとえば「ロゴデータ」「写真やイラスト」などです。
それがないとデザイン制作ができないこともあるため、なるべく早めに送って上げるようにしましょう。
早ければ早いほど、デザイナーさんから感謝されるよ!
デザインチェック①
いよいよ、デザインの確認です。
打ち合わせなどで話した内容を元に、初回のデザイン案が完成します。
それを見て、直したい箇所があるかどうかを見ていきましょう。
デザイン修正
直したい箇所がある場合は、デザイナーに修正指示を依頼します。
修正指示は、下記のいずれかで行います。
修正の伝え方
- 打ち合わせで伝える
- メールやチャットの文章で伝える
- 電話で伝える(おすすめしない)
初回のデザイン案を打ち合わせで見せられた場合は、打ち合わせで伝えましょう。
メールやチャットでデザイン案を受け取った場合は、文章で伝えてもOKです。
文章で伝えづらい箇所は、デザインをコピー機で印刷して、赤ペンで書き込み、それを送るなどの方法もあります。
どんな方法でも構いませんので、ご自身のやりやすい方法で修正を伝えましょう。
ちなみに
無料で修正してもらえる回数は、依頼先ごとに異なります
何回までなら料金の範囲で対応してもらえるのかを、事前に確認しておきましょう。
デザインチェック②
修正指示を伝えると、デザイナーさんが修正してくれます。
修正したデザインが手元に届いたら、またチェックしていきましょう。
デザイン修正
再度修正を依頼したい場合は、先ほどと同様に修正指示を出します。
方法は同じでOKです。
こんな感じで何度か「修正してもらう→確認→修正してもらう→確認」を繰り返していきます。
通常は2〜3回ほど修正するのが一般的です。
あまり多く修正があると、追加料金になるので注意しましょう。
ちなみに
大幅な修正を依頼する場合は、追加料金が発生することがほとんどです
大幅な修正をしたい場面もあるかと思いますが、大幅な修正はデザイナーに大きな負担をかけることになります。
それこそ作り直すのと同じぐらいの労力をかけてしまうこともあるでしょう。
その場合は、追加で料金がかかってしまいます。
大幅な修正を依頼したい場合は、追加料金がかかるかどうかの確認をするようにしましょう。
大きな修正は、追加料金がかかると覚えておこう!
デザインチェック③
またまたデザインを修正してもらったら、デザインを確認していきましょう。
何度か繰り返し、もう修正することはないと思ったら、いよいよ完成間近です。
デザイナーに納品を依頼しましょう。
納品準備(印刷など)
デザイナーが納品の準備をしてくれます。
ここで依頼者がやることは特にありません。
納品するまでの間にデザイナーがやっていることは、下記のとおりです。
納品準備でデザイナーがやっていること
- 納品用のデータを作っている
- 誤字脱字の最終チェックをしている
- データが問題ないか最終チェックをしている
- 完成品を印刷している
- 納品書の作成をしている など
納品しても問題がないかどうかを、丁寧にチェックをしてくれます。
納品が待ち遠しいけど、ここは気長に待とう!
納品
いよいよ納品です。
印刷物を納品してもらうのであれば、現物が手元に届きます。
データを納品してもらうのであれば、メールなどでデータが届きます。
いずれの場合も、きちんと納品されたかどうかを確認しましょう。
問題なければ、請求書をもらいお金を入金して、取引は完了です。
やったね!!
納品までにかかる期間は、数日から数ヶ月
依頼から納品までの期間は、早いところで数日。長いと数ヶ月~半年以上かかることもあります。
- 依頼内容のボリューム(ページ数、個数)
- 修正の回数
- 市場やマーケットの調査期間 など
依頼した内容が重たいほど、かかる期間は長くなります。
ただ1枚のバナーが欲しいのであれば早いかもしれませんが、パンフレットが欲しいのであれば何ヶ月もかかりますよね。
どのぐらいかかるのかは、あらかじめ確認しておきましょう。
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