ラブアンドピースのロゴってどんな意味があるの?
と、思ったことありませんか?
そこで今回は「ラブアンドピースに込められた意味」や「ラブアンドピースのロゴの歴史」などについてくわしく解説していきます。
ラブアンドピースの意味とは?
ラブアンドピースは、「愛と平和」という意味です。
英語で「love and peace」と書き、日本語では「愛と平和」を意味します。
「love」は他者への深い愛情をあらわし、「peace」は戦争や紛争がない状態を意味します。
このフレーズは、世界中で平和を願い人々が互いに愛し合い、調和を保つことが大切であるという想いをこめ作られました。
「他人を愛し、平和に生きよう」という想いを感じるね
ラブアンドピースが流行ったきっかけ
ラブアンドピースは、1960年代のアメリカの若者たちの間で流行し、反戦運動や平和運動の象徴的なフレーズとなりました。
ジョン・レノンやビートルズなどのミュージシャンも、このフレーズを歌やパフォーマンスで使用したことで、世界中に広まったと言われています。
日本でも1970年代の反戦運動や平和運動の中で、ラブアンドピースは広く使われるようになりました。
現在でも、平和を願う人々の間で、愛と平和を象徴するフレーズとして親しまれています。
世界共通のマークなんだね
ラブアンドピースのロゴに込められている想い
正式には「ピースマーク」と呼ばれ、平和運動や反戦運動のシンボルとして世界中で使用されています。
円の中に鳥の足跡を逆さまにしたような形をしており、平和や愛を象徴しています。
ピースマークは、シェラルド・ホルトム氏によりデザインされた
このロゴのデザインは、ジェラルド・ホルトム氏によって1958年に考案されたと言われています。(諸説あり)
ホルトム氏は、当時の核戦争の脅威に危機感を抱き、核軍縮を訴えるシンボルとしてこのマークをデザインしました。
ピースマークは、手旗信号の「N」と「D」の文字を重ねたデザインとなっています。
「N」は「Nuclear(核)」、「D」は「Disarmament(軍縮)」の頭文字を表し、「核軍縮」を訴えるものとなっています。
つまり、ラブアンドピースは「愛と平和」という意味だけでなく、「核戦争反対」という意味が込められているのです。
ピースマークは、次第に世界中に広まっていった
ピースマークは、ホルトム氏のデザインした当初はあまり普及していませんでした。
しかし、1960年代の反戦運動やヒッピー文化の広がりとともに、世界中に広く知られるようになりました。
現在、ピースマークは平和や愛の象徴として、さまざまな場面で使用されています。
たとえば、
- 平和行進
- 反戦デモ
- 音楽イベント
- スポーツイベント
などで、ピースマークの旗やTシャツなどがよく見られます。
また、ピースマークは、平和や愛を象徴するアクセサリーや雑貨としても人気があります。
ピースマークは、核軍縮を訴えるシンボルとして生まれましたが、現在では、より広く平和や愛を象徴するシンボルとして世界中で親しまれています。
ピースマークを逆さまにすると、別の意味になる
ピースマークを逆さまにすると、「一方的な軍縮」という意味になります。
簡単にいうと「戦争のない平和な世界」という意味です。
通常のピースマークは「核をやめよう」という意味が強いのですが、逆さにすることで「平和な世界を願う」という意味にもなるようにデザインされています。
これはピースマークをデザインしたホルトム氏が明言しているもので、
手旗信号の「N」の文字が「U」に変わり、「Unilateral Disarmament(一方的な軍縮)」を意味するそうです。つまり、ホルトム氏がデザインしたピースマークには核軍縮だけではなく、本当に「平和」や「反戦」の願いも込められていたのです。
引用元:livedoor news
ホルトム氏自身は「逆さのピースマーク」の方が好きだったという話もありますが、世界中に知られることはなかったのだそう。
まとめ
今回は「ラブアンドピースのロゴに込められた意味」や「ラブアンドピースが流行ったきっかけ」「逆さまのピースマークの意味」などについてくわしく解説していきました。
雑貨屋アクセサリーでも使われているマークですが、もともとはこれだけ深い思いが込められています。
見かけたときには、本来の意味を知ったうえで身につけていきたいですね。
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そのほか有名企業のロゴの由来は、下記記事でご紹介しています。