イラレで写真をくり抜きたい
という場合、クリッピングマスクという方法を使ってくり抜くことができます。
この記事では「クリッピングマスクの基礎知識」と「クリッピングマスクのやり方」について解説していきます。
写真をくり抜くことを「クリッピングマスク」という
写真をくり抜いたように見せることを「クリッピングマスク」と言います。
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.25.12-1.png)
クリッピングマスクをかけると"くり抜いたように見える"のですが、実は図形外の箇所を「見えなくしているだけ」の状態なんです。
そのため「ダイレクト選択ツール」を使うと、以下のように見える範囲を変更することもできます。
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.25.38-1.png)
クリッピングマスクでできること
クリッピングマスクでは、以下のことができます。
- 四角でくり抜く
- 丸でくり抜く
- 自由な形でくり抜く
- 対象物をくり抜く
要するに、いろんな形でくり抜くことができるということです。
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.33.16.png)
図形ツールで「四角」や「丸」にくり抜くこともできますし、パスツールを使った「複雑な形」にもくり抜くことができます。
イラレで写真をくり抜く方法
イラレで写真をくり抜く方法は、以下のとおりです。
これだけで簡単に写真をくり抜くことができます。
手順1:画像とオブジェクトの2つを用意する
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.48.27.png)
まずは「画像」と「オブジェクト」の2つを用意します。
- 画像:くり抜きたい写真
- オブジェクト:くり抜きたい形の図形、パスなど
手順2:2つを重ねる
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.48.44.png)
2つを重ねます。
このとき必ず「画像」を下にして、「オブジェクト」を上にのせせるように重ねます。
重ねる順番が違うとクリッピングマスクがかかりません。
手順3:クリッピングマスクをかける
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.49.00.png)
2つを選択した状態で、「Ctrl+7」もしくは「Command+7」をクリックします。
![クリッピングマスクくり抜く](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/スクリーンショット-2024-03-25-14.49.44.png)
これでクリッピングマスクが完了するはずです。
クリッピングマスクができる条件
![イラレでクリッピングマスクができない](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/mae-mu-RguBeaxbH-s-unsplash-1-1034x653.jpg)
クリッピングマスクは、以下3つの条件がそろったときに適応することができます。
逆にいえば、3つの条件を満たしていないときに「クリッピングマスクができない」となるワケです。
これさえ覚えておけば、今後困ることは少なくなるでしょう。
よく覚えておこう!
まとめ
![一瞬でできる!イラレで写真をくり抜く方法【クリッピングマスクの正しい使い方】](https://telestadesign.com/wp-content/uploads/2024/03/グラデーション-ノイズ-幾何学-note-記事見出し-3-1034x541.jpg)
この記事では「クリッピングマスクの基礎知識」と「クリッピングマスクのやり方」について解説していきました。
デザインをしているとかなり使う機能なので、ショートカットを覚えると便利ですよ。
- Mac:Command+7
- Windows:Ctrl+7
覚えておこう!