アップルのロゴってどんな意味があるの?
と思っている方に向けて、
この記事では「アップルのロゴの意味」や「アップルがリンゴマークの理由」などについてくわしく解説していきます。
アップルのロゴの意味とは?
実はアップルのロゴには、明確な意味が提言されていません。
そのためネットでは、下記のようなさまざまな憶測が飛び交っています。
- アダムとイブが禁断のリンゴをかじったことをモチーフにしている説
- 「bite(かじる)」とコンピュータにおける情報量の単位「byte(バイト)」をかけているという説
しかし、デザイナーやジョブズはこれらの憶測を否定しており、1981年のインタビューでは下記のように答えています。
“ I love apples and like to eat them. But the main idea behind Apple is bringing simplicity to the public, with the most sophisticated way, and that’s it, nothing else.”
「私はリンゴが大好きでよく食べます。でもAppleの理念は、洗練された方法で一般の人々にシンプルさを提供することです。それだけです。他には何もありません。」
引用元:Medium
また、デザイナーの「ロブ・ジャノフ」もインタビューに答えており、
There wasn’t a whole lot of hidden meaning behind the colours. The logo predates the gay-pride flag by about a year, so that wasn’t it—and there also goes the whole Alan Turing myth! The religious myths are just that too—there’s no ‘Eve and Garden of Eden’ and ‘bite from the fruit of knowledge’ symbolism!
「色には深い意味はありません。ロゴデザインはプライドフラッグよりも1年ほど前に作られたので、そのような意図はありませんし、神話も関係ありません。宗教的な解釈もただの神話です。イヴや楽園、禁断の果実といったものも一切関係ありません。
I didn’t have much of a formal brief on the logo assignment, other than “don’t make it cute”. But I did know the selling points of the Apple Computer, and one of the biggest was colour capability.
「ロゴのデザインには特別な指示はほとんどなく『可愛らしくしないでくれ』という程度でした。ただ、Apple Computerの売りであるカラー機能のことは頭に入れていました。」
引用元:https://reverttosaved.com/2011/02/23/an-interview-with-rob-janoff-designer-of-the-apple-logo/
とのこと。
つまり、「リンゴや色に深い意味はなく、シンプルでわかりやすいマークとしてリンゴを採用した」ということでした。
みんながわかりやすいマークとして、リンゴが選ばれたんだね
アップルの社名の由来
アップルの社名の由来は、いくつかの説があります。
- リンゴ農園で働いていたから
- フルーツダイエットをしていてリンゴをよく食べていたから
- 「a」から始まる社名なら、電話帳の最初に記載されるから
- 好きなビートルズのレコード会社が「Apple」だったから など
どれもスティーブ・ジョブズが言ったという証拠はなく憶測です。
海外のインタビューでは、
Steve Jobs named his company Apple because of his love of fruit. Steve Jobs ate a fruit-centric diet and suggested the name Apple to Wozniak after Jobs visited his apple orchard.
「スティーブ・ジョブズがアップルと名付けたのは、果物が好きだったからだ。スティーブ・ジョブズはフルーツ中心の食生活を送っていて、リンゴ園を訪れたあと、すぐにアップルという名前を提案していた。」
引用元:crowdspring
と発言したと言われています。
つまり、リンゴを食べていて「よし、社名はアップルだ!」となったようですね。
世界的大企業の社名がノリで決められていたのには驚きですが、そのシンプルさがあってこそのアップルなのかもしれませんね。
リンゴってわかりやすいもんね
アップルのリンゴが欠けてる"本当の理由"
アップルのロゴマークの「リンゴ」が欠けている理由は、「さくらんぼ」と間違われないために一口かじったようなデザインにしたと言われています。
一口かじってあることで、
これはリンゴだ!
と、見る人が直感的にわかるようにデザインしたのだとか。
「アダムが食べたから」などの説もありますが、これらはインタビューにて否定されているため間違いです。
アップルのロゴの歴史
アップルのロゴは、長い歴史の中で幾度となく変化を重ねてきました。その変遷を年代順に詳しく見ていきましょう。
1976年:初代ロゴ
- アップル社の共同創業者であるロナルド・ウェインがデザイン
- 木の下で本を読むアイザック・ニュートンのイラストと「Apple Computer Co.」の文字
- 非常に精緻なデザインだったが、複雑で使いにくいという意見があった
1977年
- ロブ・ジャノフによってデザイン
- レインボーカラーのリンゴのシルエット
- シンプルで親しみやすいデザインで、Apple社のイメージを大きく変えた
- 当時としては革新的なカラーバリエーションは、Appleの技術力と可能性を象徴
1995年
- レインボーカラーを廃止し、単色のリンゴのシルエットに
- よりシンプルで洗練されたデザイン
1998年
- 色がなくなり、モノクロのデザインに変更
2001年
- リンゴのシルエットを立体的に表現
- よりリアルで高級感のあるデザイン
2007年
- より立体的に表現
- さらにメタリックな見た目に
2015年
- シンプルで洗練されたデザインは、Apple社のブランドイメージを体現
- 多くの製品やサービスに採用され、世界中で認知
アップルのロゴは、時代の変化とともにシンプルで洗練されたデザインへと進化してきました。
まとめ
今回は「アップルのロゴの意味」や「アップルがリンゴマークの理由」などについてくわしく解説しました。
明確な理由がありそうで、ネットでさまざまな憶測があるのに、「実は深い意味はない」なんて驚きですよね。
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そのほか有名企業のロゴの由来は、下記記事でご紹介しています。