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【現役デザイナーが語る制作の裏側】1つの広告には大勢の人が関わっている

デザイン

広告会社の作る広告は、大勢が関わっている

【現役デザイナーが語る制作の裏側】1つの広告には大勢の人が関わっている

先日、下記のツイートをしました。

 

このツイートについて詳しく解説していきますね。

広告を作っているのはデザイナー。だけじゃない

広告を作る人はだれかと聞くと、大抵の人が「デザイナー」と答えますよね。

でもこれ、当たってるとも言えるし、間違ってもいるんです。

広告は複数人のチームで作られている

具体的には下記の人たちが広告を作っています。

  • デザイナー
  • ディレクター
  • 校正
  • 校閲
  • 営業
  • クライアント担当者
  • クライアント上層部
  • カメラマン
  • コピーライター
  • イラストレーター など

どうでしょうか?びっくりするぐらい多いですよね。

でもこれが広告会社では当たり前です。これだけの人数でチームを組み、一つの広告を制作しているんです。

広告ができるまでの流れ

【現役デザイナーが語る制作の裏側】1つの広告には大勢の人が関わっている

ざっくり説明すると下記の流れで制作します。

  1. 営業がクライアントから依頼を受けます
  2. クライアントの元に、営業・ディレクターがヒアリングをしに行きます
  3. ディレクターがヒアリング内容から企画を考え、提案書を作成します
  4. クライアントに、営業・ディレクターで提案をしに行きます
  5. OKがでたら、ディレクターが制作の担当者を決めます
  6. ディレクターから、デザイナー・イラストレーター ・カメラマン・コピーライターに指示がきます
  7. 指示に合わせて、デザイナー・イラストレーター・カメラマン・コピーライターが制作をします
  8. ディレクターが全てをまとめて、クライアントに提出します
  9. OKがでたら、納品して完了です

営業がクライアントから依頼を受けます

まずは窓口である営業が、クライアントから依頼を受けます。

ヒアリングのための打ち合わせの日を決めていきます。

クライアントの元に、営業・ディレクターがヒアリングをしに行きます

打ち合わせ当日、クライアントの元に営業・ディレクターがヒアリングをしにいきます。

  • 今回の目的
  • ターゲット
  • 希望予算
  • 媒体
  • 訴求したい商品 など

この段階でクライアントの要望を全て聞き出していきます。

ディレクターがヒアリング内容から企画を考え、提案書を作成します

ヒアリングの後は、聞いてきた要望や予算から、最適な企画を考えます。←超重要

これが失敗すると、最悪依頼は白紙になってしまうため、ディレクターは頭をフル回転させて企画を練ります。

そして必要があれば、この段階でデザイナーやイラストレーターに素材の制作を依頼します。

※仮のロゴデザイン、イメージ画像の作成など

クライアントに、営業・ディレクターで提案をしに行きます

ディレクターが死に物狂いで完成させた企画書を、クライアントに提案します。

クライアントが大手であるほど、複数社が提案し、コンペ形式で競わされる場合もあります。

ディレクターは考えてきた企画を、大勢のクライアント、競合の前でプレゼンします。

てれすたその時の空気はピリピリなんてもんじゃない

OKがでたら、ディレクターが制作の担当者を決めます

企画が通った、もしくはコンペに合格したら、いよいよ制作が始まります。

企画のデザインやテイストなどによって、最適なデザイナーやイラストレーターを選びます。

ディレクターから、デザイナー・イラストレーター ・カメラマン・コピーライターに指示がきます

ディレクターから、デザインに関する具体的な指示をもらいます。

文言やテイスト、写真のアングルや、イラストのテイストなど、細かく指示をもらいます。

指示に合わせて、デザイナー・イラストレーター・カメラマン・コピーライターが制作をします

ここからがデザイナーの出番です。

指示を受けて、ようやく制作を開始します。

ラフ案や素材などはディレクターから指示をもらっています。その指示通りにデザインを制作していきます。

ディレクターが全てをまとめて、クライアントに提出します

デザインが出来上がったら、ディレクターに提出します。

ディレクター、校正などのチェックを受けて合格したら、クライアントに完成品が送られます。

OKがでたら、納品して完了です

クライアントからOKがでたら、印刷物などを納品して完了です!

デザイナーの役割ってなんだろう?

【現役デザイナーが語る制作の裏側】1つの広告には大勢の人が関わっている

全体の流れをみて、思ってたデザイナーと違うって思った方もいると思います。

じゃあデザイナーの役割ってなんなの?その答えは下記の通り。

全ての要素を取り入れた広告を形作ること。

依頼があるとまず、クライアント・営業・ディレクターが会議をひらき、企画を練って、戦略を決め、デザインの方向性を決めます。

その決まった方向性に合うように、広告を形にする。

これがデザイナーの役割です。

つまり、デザイナーは自分の感性に任せてデザインをするわけではないんです。

自分の感性を活かすためにはどうしたらいいの?

下記の3つの方法があります。

  • ディレクターになる
  • フリーのデザイナーになる
  • 違う広告会社に転職する
  • アーティストになる

ディレクターになる

制作をすることはなくなりますが、ディレクターになれば、自分の感性を活かすことができます。

なぜかというと、ディレクターは企画の中枢を担う、いわばリーダーです。

そのため、どんな方向性でいくか、デザイナーは誰を使うかなど、全てを決める権利があります。

もし制作よりも、自分の感性や意見、アイデアを取り入れてもらいたいと思うなら、ディレクターという手もあります。

フリーのデザイナーになる

フリーランスとして独立してしまえば、営業もディレクターもいません。

つまり、自分で制作もできて、ディレクターのように全てを決められる権利も獲得できます。

その分かなり大変なので、ある程度の経験値を獲得してからなるようにしましょう。

自由には、それなりの実力と責任が伴うことを忘れずに。

違う広告会社に転職する

広告会社によって、デザインに特徴があります。

例えば、

  • 女性デザイナーが多く、女性向けデザインを得意としている会社
  • 男性向けの機械的なスタイリッシュなデザインが得意な会社 など

その会社ごとにデザインに特徴があります。

自分にあった会社に転職することで、得意なデザインに当たる確率も上がり、満足したものが作れるはずですよ。

むしろ、あっていないデザイン会社に勤めていると、実力が発揮できません。

その会社は何を得意としていて、どんなデザインを取り扱っているのか。見極めてから就職するようにしましょう。

アーティストになる

上記のどれにもなりたくない、自分には合わないという場合は、デザイナーよりもアーティスト向きかもしれません。

デザイナーはクライアントの要望を叶えてあげることが重要です。

アーティストは自分の個性を売るお仕事です。

もし自分を表現したいのであれば、アーティストとして個性で勝負してみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

たった一つの広告も、たくさんの人が関わっています。

これを知っておくだけで、依頼側も制作側もお互いに優しくなれますよね。

誰が偉いとかはありません。それぞれの担当者に敬意を持って接してみてはいかがですか?

それでは!